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感染性心内膜炎

どんな病気?

感染性の心内膜炎は、犬・猫においてまれに発生する疾患です。
本来動物の血液に細菌は存在しませんが、感染症や外科的な処置の結果、血液中に細菌が侵入し、この状態が一時的あるいは継続して生じることにより、心臓の内部に生着し感染性心内膜炎が発生します。
心臓の内部、特に僧帽弁や大動脈弁において細菌集塊を含む特徴的な塊状病変(疣贅)を形成します。

感染性心内膜炎では続発して様々な症状が生じ、重症化した場合は命に関わることもあります。
具体的には、心機能低下に起因する左心不全徴候(発咳、息切れ、虚弱、虚脱など)、疣贅病変の血液中への流出によって他の臓器や組織の梗塞や感染、血尿、跛行、嗜眠、神経症状、発熱などが生じます。

好発品種

この病気の発生は非常にまれです。
犬ではジャーマン・シェパード、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバーといった大型犬が他の犬種と比較してリスクが高いとされています。

また、大動脈弁下狭窄症やその他の先天性心疾患に罹患している犬では罹患していない犬と比較してリスクが高いことが報告されています。

治療

主に疣贅病変の殺菌、心臓に生じる合併症の治療、感染に伴う全身性障害に対しての治療(敗血症の治療など)が主体となります。

抗生剤の使用に加えて、心不全徴候が認められる場合は強心薬、血管拡張薬、利尿薬などを使用し、重度な不整脈を有する場合は抗不整脈薬を用いる場合もあります。


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